オートチューンは多分死なない [Hip-Hop]
「Auto-Tuneは死んだ」
確かに、そろそろ誰かが言い出すタイミングではある。
でも俺らはガキの頃からこんな歪んだ音を放射能のように浴びてきた。
ジャンクフードみたく、血肉に混じって擦り込まれてきたのだ。
だって最近のオリコンチャートの曲なんか殆ど聞かないのに、
Perfumeには年甲斐もなく耳が反応しちまうんだぜ?
このサウンドの中毒性は麻薬のそれとよく似てる。
このまま歳取ると「今聞くとションベン臭ェ音だな」とか
愚痴こぼしながら、それでもこの手の音を聞いてる気がする。
一時的には廃れても、遅かれ早かれまた誰かが濫用する。
多分、Jay-Zも本気では言ってないんだろう。
本日の1曲。Jay-Z "D.O.A. (Death Of Auto-Tune)"
後ろめたさ [Hip-Hop]
結局、線引きが違えば話も噛み合わない。
本日の1曲。Eminem & Dr. Dre "Guilty Conscience"
Bust A Move [Hip-Hop]
ビデオにもチラっと出てくるけど、
レッチリのFleaがベースを弾いている。
本日の1曲。Young MC "Bust A Move"
Manwomanboogie [Hip-Hop]
"Precious Time Is A Grain Of Sand, Ignored By The Hand"
本日の1曲。Q-Tip "Manwomanboogie"
人生の転機 [Hip-Hop]
"You Only Get One Shot
Do Not Miss Your Chance To Blow
This Opportunity Comes Once In A Lifetime!"
成り上がりのサクセスストーリーを持ってる人間に
こういうコト言われると妙に説得力があるんだけど、
実はそれは「成功ありきの後付け」だったりする。
確かに、人生の転機ってのは確実にある。
でも大抵、得てしてそこまで劇的にはやって来ない。
「何年も後に振り返ってみて」はじめてわかるのだ。
逆に余計な気負いとかマイナスになりかねない。
充分歳を食ってから「そういえばそんな時もあった」なんて
ロッキングチェアでニヤケるのが処世術的な正解ではないのか?
だって本質的に、未来は予測不能だったりするワケで。
解りもしない未来にあれやこれや思いを馳せるのは、
グズグズ悩んで現状を放置するのと同じで、時間の浪費なのだ。
本日の1曲。Eminem "Lose Yourself"
タテノリ [Hip-Hop]
Zbigniew Rybczynskiは、意外とファンクっぽい音との相性がいい。
本日の1曲。Grandmaser Flash "Sign Of The Times"
突発的ジャンプ [Hip-Hop]
"I Came To Get Down! I Came To Get Down!
So Get Out Your Seats And Jump Around!"
不連続なジャンプは想像以上に高確率。
本日の1曲。House Of Pain "Jump Around"
Hot Sex On A Platter [Hip-Hop]
"Hot Sex On A Platter, Hot Sex On A Platter..."
「曲の中でならいくらでも」。
ATCQのどことなく醒めた感じがいい。
本日の1曲。A Tribe Called Quest "Hot Sex (On A Platter)"
Drop It Like It's Hot [Hip-Hop]
"Drop It Like It's Hot
Drop It Like It's Hot
Drop It Like It's Hot..."
大事なのは「熱そうに見えるか」であって、
本当に熱いかどうかは、実はどーでもよかったりする。
ふと思ったのだが、舌打ち音の背後のノイズが
何か啜ってるように聞こえちまうのは気のせいか?
R&G - Rhythm and Gangsta: The Masterpiece
- アーティスト:
- 出版社/メーカー: Geffen Records
- 発売日: 2004/11/16
- メディア: CD
本日の1曲。Snoop Dogg "Drop It Like It's Hot"
Drop [Hip-Hop]
このビデオを撮ったSpike Jonzeは口の動きまで合わせたくて
逆回転した歌詞のカンペを演者にリップシンクさせたらしい。
結果的には「逆回転」が生み出す数多くの奇妙な視覚効果に
埋没しちまって、その苦労の成果はよく解らないのだけど、
名演出家の「チャレンジ」ってのは、得てしてそういうものだ。
DIRECTORS LABEL スパイク・ジョーンズ BEST SELECTION [DVD]
- 出版社/メーカー: アスミック
- メディア: DVD
最近だとKanye Westの"Flashing Lights"もSpikeが監督だったのね。
本日の1曲。The Pharcyde "Drop"