11月の「バカは死ね」&宣伝告知もろもろ [Archives]
月刊誌『CIRCUS』連載中
『ペトロ三木の放射能コラム/バカは死ね』
今月は「ホワイトバンドバカ」とタテ縞模様の「阪神バカ」。
まとめて同じ服装で群れたがる「ユニフォームバカ」ってコトで。
補足すると俺は「ユニフォーム」が嫌いだ。
例えばセーラー服見て「萌え〜!!」とか言ってる
野郎どもの神経には全く共感できない。
いわゆるコスプレってのは、わかりやすい記号なのだが
制服着てるヤツを見ると「あっ、売り物だ」と思っちまう。
なぜなら俺の実家はユニフォームのメーカーだからだ。
俺自身、幼稚園から高校まで制服を着てきたけど
どーにも抵抗感は拭えなかった。
制服だと体型もごまかせなけりゃ、遊びにも行けねえ。
囚人の足カセにハメられる鉄球みてえに思ってた。
要するにユニフォームとは画一化された服装によって
個性を埋没させ、権威に服従させる装置なのだ。
周囲から妙だと言われる俺の服装も、根本的には
そんな制服への抵抗感の裏返しな気がする。
確か心理学者スタンレー・ミルグラムも『服従の心理』で
人間は記章、制服、肩書とかの抽象的地位に反応するみたいな
コト言ってた気がする。
ちなみにミルグラムってのは権威と服従に関する面白い心理実験
通称『アイヒマン実験』で有名だが、この他にも…
スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法
- 作者: ダンカン ワッツ
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 2004/10
- メディア: 単行本
最近ちょっと話題の『スモールワールドネットワーク』の基本概念
になってる『6次の隔たり理論』を最初に提唱した人物でもある。
簡単に言うと「誰でも知り合いの知り合いを6人辿っていけば
地球上の全ての人間と間接的に知り合いになれる」ってヤツ。
これをチェーンメールで実験して検証したりしてるのだ。
もっとも、検証するまでもなく統計学的に当たり前なんだけど。
興味のある向きにはこちらもオススメ。
それと全く脈絡がないのだが、ついでにもう1つ宣伝。
中学の同期に銀座博品館のドラ息子がいるのだが
コマツの親分さんの公演をプロデュースするんだそーな。
『6次の隔たり理論』で言うと、俺と小松政夫は知り合い1人
を介すればネットワーク的にはつながるってコトらしい。
個人的にはベンジャミン伊東とのカラミも見たいところだが
こちらも興味ある向きはぜひ。
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