八月の光 [Reggae]
選挙やら何やらで盛り上がってるさなか、
夏休みの宿題をギリギリで終えたみたいな気分。
タイトルがタイトルだけに今月中に読み終えたかったのだ。
登場人物は多いけど、サクサク読める。翻訳もいいのだろう。
陰惨極まりない情念も、丹念に紡けば極上の娯楽。
主人公クリスマスの「因果な生い立ち」「因襲への反逆」
「逃亡劇」に「憎悪を掻き立てた末の私刑」。
何だかこの構図って、最近よく見るような気が?
「因果な生い立ち」「ドラッグへの傾倒という因襲への反逆」
「逃亡劇」「憎悪を掻き立てるマスコミの私刑」…
読む前は意識してなかったけど、ノリPとオーバーラップするのだ。
そう考えると、ノリP事件って、やっぱ極上の娯楽なのだ。
欧米の番組を中途半端にパクった推理ドラマや医療ドラマよりも、
視聴者は「フォークナー的な暗い情念」に魅力を感じてるのかも。
本日の1曲。Augustus Pablo "Jah Light (Dub Version)"
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