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J-Pop国粋主義 [J-Pop]

引き続き小室哲哉に関して。

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彼の最大の勝因は「日本人は歌詞の意味なんか殆ど気にしない」
と見抜いた上で、英単語の「語呂合わせ道具化」を徹底したことだ。

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かつて「日本語を乱している」とさんざん非難された
桑田佳祐も、英文法のルールには最低限の気を遣っていた。
小室には洋楽へのコンプレックスが全く無かったのだ。

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実際、語感だけで英単語をピックアップしてたのだろう。
"Crazy Gonna Crazy"とか"Hate Tell A Lie"とか
チョムスキーもビックリのワードサラダの大量生産だ。

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サウンド的に洋楽にヒケを取らず、意味不明だけど洋楽より歌いやすい。
日本人の英語コンプレックスを払拭し(てゆーか忘れさせ)、
海外への関心を喪失させた「ポップな国粋主義の萌芽」とでも言うべきか?

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要は1992年以降、洋楽新譜CDのレンタル禁止という「鎖国」下で
日本の洋楽マーケットとそのリスナーは壊滅的な打撃を被った一方、
その保護主義的な音楽市場で覇者となったのが小室哲哉だったのだ。


181920 & films (CCCD)

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  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ
  • 発売日: 2004/03/31
  • メディア: CD


「三単現のS」はかろうじてついてるけど、
英文法的にはこのタイトルが一番ミステリアス。
いや、もうそんなコトさえどーでもいいのだが。

本日の1曲。安室奈美恵 "Body Feels Exit"
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