Dear God [Rock 1980's]
政治家や官僚は、サバイバルナイフを規制したり、
後部座席のシートベルトを義務化すれば、問題は解決すると主張する。
それ以前に、おカミが「国の取るべき方向性」をきちんと描けば、
世の中は正しく動くハズではないかと、バカは床屋談義に明け暮れる。
実はこれこそ、文字通りの「本末転倒」ではないのか?
坂本龍馬や白州次郎がいなけりゃ、今の日本はなかったのか?
FRBが完璧に金利をコントロールしてきたから、米経済は好調だったのか?
ヒット商品は、1人の天才の独創的発想を完璧に実現した結果なのか?
我々は事ある毎に「名を馳せた偉人」の能力を過大評価しがちだが、
そもそも一個人の社会全体への影響力など微々たるものではないのか?
「偉大な発明や進歩は誰かしら優れた人物のグランドデザインでなされる」
って考え方は、まさしくインテリジェント・デザインの発想だ。
原因と結果を完璧に取り違えてるって意味で。
例えば、自分が経験した限り、ヒット番組ってのは
「こんなの面白そうじゃん?」と試しに作ってみたら、
それが「たまたま」時代のニーズに合ってたに過ぎない。
全ては「偶然」で、後づけで結果論が出てくる。
だから「ヒットの仕掛人」とか自称する奴らはどう見ても眉唾だし、
政治家の理念になんか期待すること自体、大間違いなのだ。
"Did You Make Mankind After We Made You?...And The Devil Too!"
そう言やあこのアルバムはAndy PartridgeとTodd Rundgrenの
作り手2人がグランドデザインを巡って大喧嘩になったアルバムだが、
どっちに主導権があったかなんて、所詮、聞き手にゃ些末な問題なのだ。
本日の1曲。XTC "Dear God"
2008-06-13 03:33
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