トム・ジョードの亡霊 [Folk]
カントリーやフォークを聴かないとアメリカンロックの魅力が解らないように
『怒りの葡萄』を読んでないと"The Ghost Of Tom Joad”の魅力は解らない。
農場を追われたトム・ジョードとその一家の苦闘は
「乳と蜜の流れる約束の地」を目指すモーゼの『出エジプト』が下敷きだが、
それはまた、南米から命懸けで国境を越えてくる現代の不法移民とも重なる。
The Highway Is Alive Tonight
But Where It's Headed Everybody Knows
I'm Sittin' Down Here In The Campfire Light
Waitin' On The Ghost Of Tom Joad...
そうなのだ。スタインベックも描いていたように、
誰もがそうと知りながら地獄の入口へ向かっている。
その逞しさこそ人間社会を突き動かす原動力なのだ。
SpringsteenはWoody Guthrieの後継者であり、本質的にはフォークシンガーだ。
本日の1曲。Bruce Springsteen "The Ghost Of Tom Joad"
2007-11-02 03:40
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